オアシス動物病院ブログ

2016年02月22日

若齢犬の便秘

昨日来院したバブちゃん。2歳になったばかりのトイプードルですが便秘がちのようです。

 

他院で用意された処方食が口に合わず、摂食量の減少により痩せています。

現在は処方食のおかげで排便状態は良好ですが、このまま処方食を継続しても皮膚や内臓に異常が出ないか心配されて、セカンドオピニオンを聞きにいらっしゃいました。

 

便秘といえども侮るなかれ、長期化すれば元気・食欲がなくなってきたり嘔吐したりします。

太い便が肛門を通過するときに傷ついて出血することもあります。

 

バブちゃんの場合は現在の処方食以外は非常に欲しがるということで、本来の食欲はあるようです。

 

 

これを解消するには浣腸や下剤が必要です。

軽い便秘ならオリーブオイルなどの植物性油脂をスプーンに1杯程度混ぜることで排便がスムーズにいきます。

便秘がちな場合はお試しください。

 

状態が深刻な場合は一度、ご相談ください。

 

 

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2015年12月19日

犬の毛包虫症

ワンちゃんの飼い主の皆さんは、ニキビダニというダニをご存じでしょうか。

 

「毎月背中に薬を着けて予防するアレでしょう?」なんて声が聞こえてきそうですが、月に1回のノミ・ダニ予防に使用する薬では予防できない種類のダニです。

主に幼犬に見られる皮膚疾患なのですが、非常に獣医さん泣かせの病気です。

 

このニキビダニが過剰に増殖したり、ストレスなどで抵抗力が低下すると発症することがあるようです。

ニキビダニを検査するには、病変部を鋭匙や少し切れ味を鈍くしたメス刃などで微出血が見られるまでこすって検体を採取します(搔爬検査)。

これには皮膚片などの角質が多く含まれているため、これを溶解する薬剤を使用してから、顕微鏡検査をします。

 

仮に検査の結果、ニキビダニが発見されたとしてもまだ断定はできません。

なぜなら健康犬にも高確率で寄生しているからです。結果=診断といかないのが獣医さん泣かせの理由である一つです。

 

検出されれば寄生しているのは間違いないので治療を始めていきますが、非常にしつこいダニで治療には時間がかかります。

ここに獣医さんを悩ませるもう一つの理由があります。

 

治療は二次感染を防ぐための抗生物質と殺ダニ剤を併用していきます。

殺ダニ剤には様々なものがありますが、しつこいダニをやっつけるには、やはり強力な薬が必要で昔はアミトラズが主に使われていたようです。

 

アミトラズは効果抜群の反面、強力な薬のため副作用も大きく体調を崩す場合が多いようです。

フィラリア予防に使うミルべマイシンを使用する例もあるようですが、推奨使用量を超えて使うためこちらも心配です。

 

ですが、最近出された薬でいいものがありました。

商品名を「ブラベクト」といい、一度投与すると3カ月の間ノミ・マダニを予防するというお薬です。

 

冒頭で「ノミ・ダニ予防に使用する薬では予防できない種類のダニです」という話をしましたが、この薬もニキビダニは効用外の使用です。

ですがニキビダニに悩む獣医さんは世界共通のようで、外国ではブラベクトがニキビダニに効果があるという研究がされており効果が認められています。

 

アミトラズのような副作用も起きにくくミルべマイシンのように量を増やす必要もないため。日本でもそれに倣う獣医さんが増えてきています。

 

症状と相談しながら、効果が出なければ他の殺ダニ剤を併用する可能性は残りますが、治療をスタートする薬としてはいいお薬だと思います。

 

 

 

 

 

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2015年12月06日

子犬のご飯は一日何回がいいのでしょう

この質問は、初めてワンちゃんを飼われた飼い主さんからよくいただきます。

生後1年で大人の体を作るワンちゃんたちに取って、子犬の時の栄養状態はその後の健康に大きな影響を及ぼします。

 

一日の必要量を等分して、3~4回あげてもらえば、おそらく大きな問題は起こらないと思います。

 

よくある失敗は2つ…

・ドライフードのふやかしが足りない

・一日2回にして、一度当たりの食事量が多い

です。

 

子犬のうちはまだ消化器が未発達ですので、ドライフードをふやかすことが必要なのですが、この時間があまりにも短いと消化不良で下痢を起こします

また、胃もまだまだ小さいので一度の量が多いと、嘔吐や下痢を起こすことがあります。

 

2回のご飯でも嘔吐も下痢もしないワンちゃんもいるので、どれが正解とは言えません。

1日に必要な栄養を取ることができて、嘔吐や下痢を起こさなければそれでいいのですが、

固いご飯や1回の量が増えることは、子犬の負担になることは間違いありません。

 

ウンチの様子と相談しながら、健康で丈夫なワンちゃんを育てましょう

 

 

 

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2015年10月30日

フィラリア予防っていつまでやるの?

10月も終わりに近づき蚊を見ることも少なくなってきました。この時期によくある質問は「もう蚊がいないのにフィラリアの予防が必要なんですか?」という、終了の時期についてです。
ここでフィラリア予防薬と、ワクチンやノミ・ダニ予防薬との違いの理解が必要になります。

ワクチンやノミ・ダニ予防薬は使用後の一定期間に効力を発揮するのに対し、フィラリア予防薬は駆虫薬のため投与した時点に体内にいる犬糸条虫(フィラリア)を駆除します。すなわち投与後に体内に侵入した虫は次回の予防薬投与で駆虫されるという事です。

 

蚊が刺すことで皮膚に侵入するフィラリアは4~6週間で皮膚から血管内に移動するので、フィラリア予防薬はその間に投与しなければいけません。フィラリア予防の終了の時期を見誤り、最後の予防薬を投与後に体内に侵入したフィラリアは次の予防薬開始の時期には血管内から心臓に達してしまいます。

 

これを防ぐためには「蚊がいなくなってから1か月後」という予防薬終了の時期を必ず守る必要があります。
具体的には11月の末の投与を最終にしていただければ、よろしいかと思います。
10月を最終に投与を中断するのは、おすすめしません。今日は10月30日ですが先ほど私は蚊に刺され、非常にかゆい思いをしているところです。

 

 

投与終了の時期を誤るとせっかく毎月予防して来たものをフイにしかねませんから、最終投与の日にちは必ず守りましょう。

 

 

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2015年10月30日

去勢手術をしませんか?

ワンちゃん、ネコちゃんを飼いだしたら不妊手術をおすすめします。

不妊手術はオスなら去勢手術、メスなら避妊手術になりますが、ここでは去勢手術について少しお話します。

 

去勢手術はワンちゃんもネコちゃんも、切開する場所は動物で違いますが睾丸摘出手術です。

 

ネコちゃんの場合は睾丸が小さいため5ミリほどの切開で済むため傷も小さく目立ちません。
ワンちゃんの場合は睾丸がネコより大きいため、皮膚の縫合と抜糸が必要です。

どちらも開腹手術ではないので、手術時間も非常に短く日帰りが可能です。

 
未去勢のオスにとって、発情期のメスを見つけても交尾できないことは大変なストレスです。子どもを産ませることを考えない場合は去勢手術を行いましょう。

 

 

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