オアシス動物病院ブログ

2018年01月10日

犬の乳腺腫瘍

新年最初の更新は、乳腺腫瘍をテーマにしました。

乳腺腫瘍は9歳~10歳のメスのワンちゃんでで発症することが多い腫瘍です。

犬種別では、最近はミニチュア・ダックスフンドでの報告が増えているようです。

 

年末に来院した子は大型犬でしたが年明けに乳腺腫瘍摘出術を行いました。

 

飼い主さんがなでていたところ、下腹部にしこりを感じられたようです。

大きさは小豆大でしたが、触診で複数見つかりました。

 

乳腺腫瘍は悪性の確率が50%だといわれています。

今回は飼い主さんが腫瘍の小さなうちでの手術を希望されたので、摘出しました。

 

腫瘍がまだ小さいのであれば手術で除去してしまえば根治の可能性も高まりますし、手術自体もスムーズに進みます。

 

悪性の場合は転移や自潰などワンちゃんを苦しめる要因がどんどん増えていきますから、ワンちゃんとコミュニケーションを密にとり、日頃からあちこちをなでてあげることで早期発見に努めましょう。

 

違和感を感じられたら、まずは動物病院にご相談ください。

 

 

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住所:岐阜県岐阜市又丸915-3
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2017年12月02日

肥満猫のダイエット

今年も早いもので、12月に突入しました。

寒いのが苦手なネコちゃんたちにはつらい季節ですね。

 

最近、肥満のネコちゃんが多く来院しました。

太ったネコちゃんは見てるだけならかわいらしいのですが、やはり健康を考えるとよろしくありません。

飼い主さんもそのことは十分理解されていて。ダイエット法をよく聞かれます。

 

ネコちゃんの場合、ワンちゃんと違い散歩でカロリーを消費することは難しいので基本は食餌療法になります。

単純に食事量を減らすと不足する栄養素が出てくるため、ダイエットフードがいいでしょう。

 

ダイエットフードを選ぶためにはいくつかポイントがあります。

 

1)エネルギーの制限

ネコちゃんの場合運動でのカロリー消費が期待できないため、接種するエネルギーを制限することが大切になってきます。

ですが前述のようにフードの量を減らせば必要な栄養素の不足にもつながるので、必要な栄養素を十分含みつつカロリーが低いものを選びましょう。

 

2)炭水化物制限食

炭水化物を制限したフードを使うことで、たんぱく質や脂肪をエネルギー源にさせます。

脂肪ももちろん制限しなければいけないので、良質のたんぱく質を多く含んだフードを選びましょう。

 

3)減量促進物質

食餌療法で原料を目指すのであれば、原料が進むような物質を含んだフードを選びましょう。

具体的にはL-カルニチンがあります。

L-カルニチンは脂肪代謝に関係する物質なのでこれが入ったフードを使用することで減量効果が促進されます。

 

 

じっくり取り組まなければいけないのはヒトもネコちゃんも同じです。

根気良く取り組んで、スマートネコちゃんを目指しましょう。

 

 

処方食の相談はお気軽にしてください。

一緒にがんばりましょう。

 

(動物療法食サニメドより一部抜粋)

 

 

 

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2016年12月19日

悪性腫瘍と安楽死

先日、口腔内にメラノーマを患っていたピピちゃんが他界いたしました。

 

メラノーマは悪性黒色腫とも呼ばれる、メラニン色素産生細胞(メラノサイト)が癌化したものです。

浸潤する力が非常に強いため転移も高確率で発生します。増殖する速度も大きく見る見るうちに大きくなっていきます。

 

ピピちゃんの場合、6月の段階では10円玉程度の大きさだったものが9月には直径7~8cm程に大きくなっていました。

不幸中の幸いですが、癌化した箇所が歯列の外側だったこともあって呼吸には問題が無く食事も人肌程度の温度であれば取ることができていました。

 

抗がん剤に対する抵抗力も非常に強く、副作用の大きさの割に効果が乏しくなります。

根治させるには外科手術による除去が必要ですが、口腔内に認められる場合は顎の骨ごと取らなければいけません。

 

 

ピピちゃんはすでに17歳という高齢のこともあり、飼い主さんはこれ以上の治療を望まず、6月の段階で安楽死をお願いされました。その頃はまだ腫瘍も小さかったため自覚症状に乏しく、食事も普通に取ることができていました。

 

メラノーマの悪性度を考えると、治療しなければそう遠くない将来に死が訪れることは間違いのないことではあるのですが、その時点では飼い主さんの後をついて歩いたり抱っこを喜んだりと、生活に幸福を感じているようでした。

 

飼い主さんは前の犬も癌で亡くしており非常に苦しんだ最期だったようです。そういう経験もあっての安楽死のお願いだったのですが、ギリギリまでピピちゃんと飼い主さんの幸福な時間を大切にしていただきたくて、その時点での安楽死は飼い主さんを説得して思いとどまっていただきました。

 

あれから半年弱、毎日のお薬や食べやすい食事の工夫など飼い主さんの努力のかいもあり、ピピちゃんは安楽死させることなく眠るような最期を迎えることができました。

 

安楽死は速やかに行うことはできます。今回も準備に怠りなく万が一の時にはすぐに対応できるようにしていました。

ですが、その決断は大変重いものです。決断の時期を誤ればまだ残っている大切な時間を奪うことになってしまいます。

 

もしお家の大切なペットが不治の病にかかり安楽死が頭をよぎった時は、一人で思い悩まず獣医師に相談して下さい。

 

 

もう苦しみに耐えるだけの毎日になってしまっているのか

もう生きていても何の幸せも感じることは無いのか

 

獣医師なら、ペットとの大切な時間をもう少し延ばすことができるかもしれません。

 

 

 

 

 

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2016年08月01日

黄体ホルモン注射による避妊

避妊には様々な方法があります。

 

卵巣・子宮を除去する手術が一般的ですが、黄体ホルモンのカプセルを埋め込むインプラント手術もあります。

インプラント手術は、黄体ホルモンをゆっくり出すカプセルを埋め込むことで疑似妊娠状態にして妊娠を避ける方法です。

 

同じ理屈で合成黄体ホルモンを定期的に注射することで避妊する方法があります。

 

一般的に使われているのは「プロリゲストン」という合成黄体ホルモン剤です。

 

使用方法は初回の接種から、3カ月後に2回目、4カ月後に3回目、これ以降は5カ月ごとに接種していきます。

 

日本で認可が下りているのは犬のみなので、適用外にはなりますが猫にも使用できます。

欧米では猫にも使用が認可されているようです。

 

継続使用することで子宮疾患(子宮畜膿症など)が起きやすくなるという短所もあります。

 

健康状態に問題が無いのであれば、卵巣子宮除去術を行うのがベストですが、先天性疾患などで手術ができない場合もあります。そのような場合にはこのような方法もあります。

 

 

詳しくは動物病院でご質問ください。

 

 

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2016年05月20日

狂犬病予防接種はもうお済ですか?

先日、狂犬病ワクチンの集合注射に行ってきました。

これで今年は私の当番は終了し、岐阜支部全体の集合注射の予定も終わろうとしています。

 

集合注射に出向いて飼い主さんによく聞かれる質問の中に

 

「もう(飼い犬が)高齢なんですけど、何歳まで注射が必要なのでしょうか」

 

というものがあります。

 

 

狂犬病予防接種は狂犬病予防法という法律に基づき獣医師が接種しているわけですが、

その中には年齢による免除というものは有りません。

 

つまり高齢になっても病気でない限りは接種が義務付けられています。

 

高齢や持病で狂犬病ワクチン接種が心配な飼い主さんは動物病院での接種をお勧めいたします。

ワクチンアレルギーや副反応が出てきた場合は迅速な対処が望めるからです。

 

病気で摂取できない犬には「猶予証明書」が発行できるので、動物病院でご相談ください。

 

 

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岐阜市でペットのためのかかりつけ医として人気の獣医師が、ペットをお飼いの皆様にお役立ちいただける情報や、治療方針や治療内容についてブログにて詳しくご紹介しております。ワンちゃんやネコちゃんをお飼いの方は、是非ご参考になさってください。
オアシス動物病院は健康管理のための健康診断から各種予防接種、去勢や避妊手術はもちろん、日々の健康維持をサポートする鍼灸治療も行っております。他ではとても珍しい、東洋医学を用いたペットのための鍼灸です。
椎間板ヘルニアなどの痛みの緩和はもちろん、ケースによっては手術なしで症状が改善するケースもございます。ペットの体調で気になることがございましたら、経験豊富な岐阜市のペットのかかりつけ医にお気軽にご相談ください。

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